スタイルシートのお話

いーじー

2012年02月12日 04:41

テンプレートを触って文字サイズや文字色を変えてみる前に
スタイルシートのお話をしておきます。

ちょっとメンドクサイ話なので、
テンプレート実践編に直接進みたい方は
読み飛ばしていただいて結構です。



のらんば長崎ブログやSeesaa、Livedoor、FC2、exciteなどの
レンタルブログには「HTML」と「CSS」を修正・調整して
ブログの見栄えを変更する機能が備わっています。

HTMLとは、
ホームページやブログなどWeb上のページの構文を構成する
プログラム言語だと思ってください。

CSS(カスケードスタイルシート)とは、
HTML上でやってしまうと、
構文以外の余計な文書がページ上に追加されてしまうため
そうならないように
デザインの制御をHTMLと別にする言語だと思ってください。


ホームページの主要コンテンツは、
「内容そのもの」=「構文」ですから、それ以外の余計な文書が
HTML上にたくさん在ると、
GoogleやYahoo!などの検索エンジンが
そのホームページやブログの主要な内容を
正確につかみきれないという現象がおきるので、

インターネット上の言語を統括している世界的な機関が
デザインと内容は分けてホームページを作りましょう」
という勧告を発令しました。

デザインと内容が分かれていない例として
それまでのホームページの多くは、
デザインを細かく指定するために
表を組み込み、表の罫線を見えなくして
細かなデザイン部品を配置していました。

私がホームページ制作インストラクターをしていた
10年前には、まだ国内の官公庁も大手メーカーもテレビ局なども
ほとんど全てのホームページが表(テーブル)を配した
デザインを主流としていました。

しかし、表はあくまでもデータなどを
表形式で見せるための機能なので、
デザインに用いないように勧告されたわけです。

その勧告に従って、
Google等の検索エンジンも検索アルゴリズムを
組みなおしましたので、

現在のようにHTMLとCSSの組み合わせで
レイアウトデザインや各種パーツの設定が
なされているホームページが
より検索上位に表示されるようになっていきました。

それと時を同じくして、
日本国内でもブログが日記として広まり始め
ブログの構造がHTMLとCSSを組み合わせた
理想的な言語構造でできていたため
企業などでは、いままで持っていたホームページに
ブログを追加設置し、記事を更新することで、
アクセスを伸ばそうという動きがありました。
その後、
ホームページそのものをブログ型のシステムで作ってしまう
CMS(コンテンツマネージメントシステム)などが流行るわけです。
CMSのお話はまた改めていたします。


それでは、
我々がブログの見た目やデザインを変えたい場合、
どこを触ったらよいのか。
そうです。スタイルシートに修正・加筆します。

記事中の文字サイズを変えるには、
他にも、ひとつひとつの記事を書くときに
いちいちサイズを拡大・縮小するという方法もありますが、
それでは手間もかかりますし、
記事中に文字サイズを制御する言語が書き込まれてしまうので、

ピンポイントで文字に色をつけたり
拡大したり太字に(強調)するのはよいですが、
ベースとなる文字サイズの大きさは
テンプレートのスタイルシート上で設定してしまうと良いでしょう。

というわけで、いよいよ次回
テンプレートのスタイルシートを調整して
文字サイズや文字色を設定してみましょう。

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